インド大学院留学~IIScって何?IITじゃないの?~(オンライン留学編)

2020年からインド大学院留学する家族のブログ。コロナのため単身留学中。

インドの社会主義経済について

インドの課題について語ろうとするとき、独立後の失われた40年に行われた社会主義と現状の経済課題が連結している。輸出向けの製品を作ることや外資を受け入れることを避け、自給自足で経済を成立させようとしたこと。政府の権限で様々な行為を制限したため、労働は、効率性や経済性を追求する体制ではなく、賄賂による解決と、既存の労働者の権利が強くなったこと。これらの問題について引き続き解決が必要。

 

 

人の間に根付いた賄賂の文化や、労働者の権利、外資やビジネスに対する姿勢が変わることが必要。

 

あらかじめ、サービスにおける手続きや料金の全体像をまず示すことで透明性を上げることなど、粘り勝ちでなく、透明性のある市場を前提とした取引環境をあらゆる場面で作っていくことが課題。

 

既得権益を減らしていくことは難しいことではあるものの、労働者としても生産性を上げていくことへのインセンティブや、労働市場的な考え方を取り入れられればよいが。先に雇用された人が優先される、契約解除が非常に難しいなど、特有の労働環境は代えがたいものの、外資の導入に伴い、労働に対する基本的な考え方と目的意識を明確に設定していく必要があるか。

 

外資やビジネスに対する考え方は、自給自足的な生産への考え方とのかかわりが深い。輸出のために、生産の品質基準を高くしたり、インド自身が自身の優秀さに気づき、投資を受け入れながら成長していくことが重要。インドは巨象に比喩されるが、ゆっくりと成長の歩を進めているのは確か。その際、これ以上の成長スピードを求めるか、という問題もある。