2月とインド人の嘘
タイトルのように書くと本意が伝わらないのではないか、と思ってしまうが、今日はインド人の嘘について考えてみた。
入学手続きをするために一緒に回ってくれた友達がいて、私の生活環境が良くなるように色々と手配も手伝ってくれた。インドの人に助けられる側になって気づいたことがある。
インドの大学は人が多く、手続きも煩雑である。受付の係員も忙しくそして”公務員的”でもある。学年の途中のタイミングでキャンパスに入構して、かつIIScでは珍しい
”ネパール以外からの留学生”である私については尚更のこと。
手続をするときに銀行口座が無いと手続きを進めることができない、しかし、住所が無いと銀行口座が開けない!という板挟みにあったときのこと。窓口の人に友人が、君が立て替えて払ってもいいんだよ?と言われたときに、いやいやそんな口座額ないですぜ、と言って切り抜ける友人。後で教えてくれたのは、口座額はあるが、私が待遇の良くない寮に入れられそうになっていたので断る口実だったこと。(ありがとう!)
一方で、私は学校側のオファーを鵜呑みにして色々手続きしてもらったところがあり、それで余計な時間がかかったりしてしまったことがあって反省。特に大学とかだと縦割りで色んな部署の人が自分たちのルールで仕事を進めているから、自分のやりたいことを正確に伝えてあげないとサクサク進まない。
自分や仲間のために差しさわりのない”嘘”をついて、自分や仲間を守る、ってのはインドで大事なスキルだなと思ったし、細部に拘り過ぎる自分は見習うべきだと思った。
また、Pブロックに入れられたときに、迅速に対応をしてくれた留学生担当マネージャーの方も、多くの部下を使って、根回し、新しい寮、荷物の運搬までをほんの数時間でこなしてくれた。人がたくさんいるからマネージできる能力が高い人はすごいスピードで仕事をこなしていく。